水月 〜Portable〜 感想とか

つい先日、ようやくクリアーしました。

まずはあらすじのおさらい

海辺に立つ少女。夢から覚めるために手にした矢を離し、自分を旦那さまと呼ぶ彼女を射抜いた。
病院の病室で目覚めた瀬能 透矢は、記憶を失っていた。自らを自分のメイドだと名乗る雪や、友人の花梨らの励ましに支えられつつも記憶は依然として戻らない。

いつもの日常に戻ろうとする透矢の前に、夢の中で射抜いた少女に似た少女、牧野 那波が現れる・・・・・・・・


続きからネタバレ含む感想。


※個人の解釈を存分に含むので、間違っていることがあるかも知れません

民俗学的な雰囲気を押し出しながら、その実真のテーマは哲学的な部分にある作品だと思いました
世界5分前仮説、無限退行などを元として、夢と現実の定義がテーマなのかな。

世界5分前仮説(wkipediaへ)
無限退行は、このゲームの説明でいうと、
「人が死ぬ直前に観る走馬灯とは、脳が今までの人生を物凄いスピードで振り返ることだが、もし振り返り終わって再び死の直前に至ったとき、人間脳は再び走馬灯を見るという処理を繰り返すのではないか?」
とのこと。
つまり、今自分が現実だと考えている世界はもしかしたら死ぬ直前の自分が見ている走馬灯の1シーンでしかないのでは?ということです。
そして、あくまで今の自分が脳が処理しているデータ上のものだとするなら、自分の都合の良いように改竄することもできる可能性がある訳ですね。

主人公は記憶をなくした状態で目を覚ますのですが、これは主人公の視点から見るとまるで世界が主人公の目覚める5分間に作られた設定で動いているように見えます
周囲の人間は「記憶を失う前の主人公」という人間の設定を記憶していますが、主人公はそれを持って無いわけです。
そんな主人公の前に、夢で見た少女に似た少女が現れ、その少女も同じ夢を見ていてた、と。

最初に触れた、「夢と現実の定義」ですが、おそらくこれは
「夢の対義語が現実なのではなく、無数の夢の中で自分が望んだものが現実である」といったところでしょうか。

作中に出てくるマヨイガや平行世界はどれもその世界の住人にとっては現実であり、そうでない世界の住人にとっては夢なんですね。

まあぶっちゃけシナリオはかなり分かりにくいです。
意図的にそうしているんじゃないかとも思えるんですが



ここからは各ヒロインの感想を書いていきます

那波
メインヒロイン
物語のキーパーソンです
それだけにストーリーの解説的な台詞が多く、なかなか感情移入しづらいキャラでした
ラストは彼女の夢にみた世界へシフトされ、俺たちの物語はこれからだ!風に終わります
改変世界後の那波がめちゃくちゃ可愛いw
かつては自我という枠組みに乏しかった彼女が縛りから解放されて明確な自我を得るのですからそりゃあもうね
全√クリアー後に解放されるオマケのみずかべというお話は、改変後の那波をヒロインにしたお話でした。
EDは那波のための曲という感じがしましたね


一番好きなヒロイン。
最強のメイドさん。完璧超人です
ツイッター上では定期的にTLで発狂してしまいました
弱気な主人公を慰め励ましそれでも決して無理強いはせずに甘やかし奉仕してくれるとかもうね
主人公が友人たちと遊びに行った後に、はやく帰ってきてくれないかと主人公の枕元で泣き崩れる姿とかもーね
勉強中に正面から団扇で仰いでくれてるだけでも可愛いのに優しく微笑んで「強にしますか?」とかさー
鈴蘭とのポテトごっこのちょっと天然気味なところとかさあ
風邪ひいてダウンしてるときに主人公に甘えるところとかさ
ヘッドドレスと帽子間違えちゃうところもね
ロリ時代の甘えん坊なところとかもね
一緒に花火俺もしたいよ
いや本当に最っ高…ですよ
俺もマヨイガに迷い込みたい
一番最初に攻略しちゃったものだから他のヒロインを攻略してる時にも雪さんのことが頭にチラついて離れないんですよね

単に雪さんに萌えってだけじゃなく、ストーリー上の主人公と雪さんの関係も凄く好みです
雪さんは主人公の理想が具現化された夢の存在であるともいえるため、主人公にとって必要が無くなったとき(他ヒロインとくっ付くときとか)その存在は世界から消えます
雪さん√では世界から消えた雪さんを主人公が追い求めるのですが、雪さんを求めているのは世界でただ主人公だけなので、そもそも周囲の人間には雪さんの記憶すらありません
そんな状態で日に日に窶れ病んでいく主人公の姿がたまらないのです
雪さんを求める主人公は最後には雪さんと二人だけの世界「マヨイガ」にたどり着きます
友人たちはマヨイガは夢の存在でしかなく、追い求めるな、と言いますが雪さんを猛烈に求める主人公は他の全てを捨て、マヨイガで雪さんを二人で住む、という「現実」を選択します
そしてマヨイガにたどり着いた主人公はそこで待っていた雪さんと二人幸せに暮らす…と

なんという俺得なストーリーなんだろうかw
こういう互いに互いを求めて他を捨て、病んでいるカップルは本当に大好きだわ
ヤミ帽しかり恋する爆弾しかり。

水月のOPはまさに雪さんをテーマにした曲だと思います。
ああ…雪さん…

花梨
幼馴染で巫女の女の子です
雪さんとは対照的なポジションにいるのかな
実際、雪さんのバッドエンドでは主人公は花梨とくっ付くことになります
主人公や雪さんといった完璧なキャラ設定とは程遠く、弱さが描かれているところが可愛いです
自分を変えるためにイメチェンするところはドキドキさせられました

和泉
あんまり好きになれないキャラでした。
友達としては良いんだけどネ
他のヒロインに比べて強い特色がないというかなんというか。
ちなみにこのヒロインをクリアーするのが面倒で一か月くらい積んでました。
そのくらい苦手なキャラ。

鈴蘭
ロリその1
ストーリー的には別に重要なキャラってほどでもなかったかな。
その手の需要を満たすためのヒロイン。てか制作陣がロリ好きだからねw
元気娘の手にかかれば鬱なストーリーなんぞあっという間に円満解決で大団円を迎えます。
だがそれが良い。
雪さんと鈴蘭の絡みのシーンは本当に癒されました。
仲のいい姉妹みたいでw

アリス&マリア
ロリその2&3
この二人の√は他の√とは少し毛色が異なりました
記憶をなくした主人公にとって、作中ではこの二人だけが記憶をなくす前の自分と繋がりのない人間だったっという部分ですね
それにしてもロリ双子、可愛いだけじゃなくなんかえろかったw
水着の日焼跡とか反則w
みずかべでは主人公、那波、双子がメインになっているのですが、最後は4人が親子のようになっていたのは微笑ましくて良かったです。


感想
幻想的で難解なストーリーといえば聞こえはいいですが、雑な部分もありました
ストーリーがキャラクターを引きたててくれるお話が好きな人にはオススメです。
俺自身、そういうのが好みなので買って良かったと思いました。
あと雪さんに出会えてよかったです。
雪さん可愛いよ雪さん。


完全に余談ですが、
雪さん√を除くお話の面白さで言えばさくらむすびの方が個人的には好き。
ヒロインは少ない方が個人的には良いですね。

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